「iPhone」がApple社のものではないって知っていましたか??
皆さんおはようございます。
今日は、「iPhone」にまつわるおもしろいお話を見つけましたので書かせていただきます。
皆さんはこちらを何て呼びますか?
「iPhone」
普通に読めば「アイフォン」ですよね。
では、テレビの「iPhone」のCMを見ていてなにか違和感を感じたことありませんか?
じつは、CMでは「アイフォーン」と言っているんです。
でも、この呼び方は日本だけなんです。
なぜこのようなことになっているのでしょう。
日本では、iPhone3Gから始まり今やiPhone7まであり、もうすぐ新しいiPhoneが出ようとしているのにこの「iPhone」がApple社のものではないからなのです。
これはApple社の苦肉の策なのです。
Apple社は以前からいろいろなものに特許を申請していました。
2006年日本で「iPhone」を発売します。
発売するにあたり、Apple社は当然商品名である「iPhone」の特許を特許庁に申請するのです。
結果は「申請却下」
何故かというと、日本にはすでに「アイホン」という特許が存在していたのです。
すでに存在した特許ににあまりにも近しいために却下されたのです。
この「アイホン」というのは「アイホン株式会社」の保有している特許です。
愛知県でインターホンとか作っている会社だそうです。
こうなってしまうと、Apple社は困ってしまいますよね。
この当時、世界中で「iPhone」を発売しているのに日本だけ販売できないじゃないか!と。
そこで捻り出した苦肉の策が・・・・・
「アイホン株式会社」に「iPhone」の特許を取得させることでした。
なぜと思った方もいると思います。
それは、「アイホン」の特許取得者である「アイホン株式会社」なら、近しい名前の特許を
取得することには問題ないからです。
そして、Apple社は「アイホン株式会社」から「iPhone」の専用使用権を得ることで
実質「iPhone」の特許を取得することに成功したのです。
なので、日本国内における「iPhone」の表記はApple社のものではなく「アイホン株式会社」
のものになるんです。
Appleのホームページを見ても、
「iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。」
という記載がきちんとあります。
Appleは無事に「iPhone」という特許を使用することができるようになりました。
ですがこれはアルファベット表記に限った話で、日本国内における「アイホン」という特許は
Appleのものではありません。
なので、「アイホン」という発音を使うわけにはいかなかったのです。
ゆえに、「アイフォーン」という、なんとも心地悪い発音になってしまったというわけです。
どうでしたか、あまり知られていないお話だと思います。
職場や学校で話してみてはいかがでしょうか。